弁護士の試験ってどれくらい難しいの?

●最難関、司法試験

日本には数多くの国家試験を合格しないと仕事に就けない職業が存在します。国家資格とは、法律に基づいて国や国から委託を受けた機関が実施する資格です。医師や看護師をはじめ、司法書士や公認会計士、税理士など合格のハードルの高いものがたくさんあります。そのなかでも最も難易度が高い試験のひとつに弁護士に必要な試験、司法試験があります。

法律相談をする人は、基本的に自分の範疇ではどうすることもできない切羽詰まった方がほとんどです。その相手が「わかりません」や「できるかもしれません」などでは不安で、たまりません。それほど弁護士とは、重要で責任感のある職業なのです。

平成26年度の司法試験では、1,810人の方が見事合格となりました。果たしてこの数字は多いのでしょうか。司法試験に出願した人の中で、受験資格が得られた人が9,159人。そのなかで実際に試験を受けたのが8,015人でした。そのうち短答式試験の合格ラインを超えたのが5,080人です。実際の受験者に対する合格率は、22.6%となっています。

ここで一つ気にしなければならないことがあります。司法試験を受けるまでには、法科大学院を受験し修了するか、予備試験に合格する必要があるのです。どういうことかというと、司法試験は誰でもが出願すれば「はい、受けられます」ということではなく、ある程度の専門的な知識えお学習し、それなりの知識が身についた状態になって初めて受験することができるのです。つまり、無知な人が受けることはそもそもできないのです。

このような分母が一定以上のラインを超えた人だという背景を加味すると、そこでの22.6%という合格率は数字以上に難易度の高いものだということを物語っています。