弁護士への無料相談は本当に無料?

●TVCMで見かける法律相談無料は事実?

基本的に日常生活を送っているときに、弁護士と直接かかわることはほとんどの人がないと思います。事故や犯罪や民事裁判など・・・どちらかというと、あまりかかわらない方が良いとさえ思えます。そのため、多くの人は「弁護士」といものをあまり詳しく理解しておらず、あまりよくわからないというのが本音ではないでしょうか。

CMや広告でよく見かける「無料で法律相談実施中」という文字。ここで、少なからずいくらかの割合の方は「本当に無料なのか?」「一度会ってしまうと、プラスアルファで必ず有料の請求をされるのではないか?」という不安を覚えてしまうと思います。よく知らないのですから、当然です。

それでは本当に無料で相談ができるのでしょうか。結論からお伝えすると、相談は無料、依頼するとなったら有料ということになります。「え?やっぱりお金がかかるんだ」そう思った方もいるかもしれませんが、よく考えてみてください。何かしらのサービスを受けるにあたって(今回は案件の弁護士に依頼をする)、すべて無料でやってもらえるケースはあるでしょうか。ありませんよね。サービスをうける対価としてお金を支払うという、至極当然なことです。

昔から弁護士の相談は1時間1万円が相場だといわれてきました。せっかく弁護士に何かを依頼するのであれば、無料相談を複数の弁護士に効率よく行い、だれに依頼するのが最も効果的か、ということを吟味したうえで依頼するのがベストです。引っ越しやリフォームなどで、事前に複数の会社から見積もりを請求して、選択するのと原理は同じです。何も弁護士というサービスだけが特別なわけではないのです。


●法律相談で気をつけるべきポイントは?

法律相談で気をつけるべきポイントは、大きく3点に整理することができます。

まず、嘘をつかないことです。弁護士もプロですから、相談者が自分に不都合な事実を隠している場合は、話を聞いていくうちに察することができます。そうなってしまうと、弁護士が回答をしようとしても、嘘の前提事実に影響され、的確な回答ができない恐れがあります。

たとえば、借金の本当の原因はギャンブルなのに、嘘をついて「友人の借金の保証人になってしまって…」という説明をすれば、弁護士としてはなかなか的確なアドバイスができないでしょう。しかも、最終的に嘘がバレた場合に不利益を被るのは相談者になってしまいます。

したがって、まず大事なことは、嘘をつかないこと、ありのままを弁護士に話すことです。なお、弁護士は弁護士法上厳格な守秘義務を負っていますので、相談者が話した内容は誰にも漏れません。心配なく真実を語ってください。

次に、資料を持参することです。たとえば、借金問題の相談の場合に、借入先からの請求書や督促状を持参するだけでも、弁護士はかなり楽になります。客観的な資料があれば、実際にどれくらいの債務があるかを正確に把握することができますし、日付を見れば、消滅時効にかかっているかどうかなども判断することができるからです。これに対して、相談者の記憶だけを頼りに説明をされると、弁護士としては、客観的な裏付けが取れないので、なかなか効果的なアドバイスをすることができません。

次に、態度に気をつけることです。弁護士も人間ですので、丁寧な相談者には丁寧に接したくなるものです。逆に、横柄な態度を取る相談者には、「なんとしても助けてやろう」という気持ちにならないのも事実です。こんなつまらないことで貴重な時間とお金を無駄にしないよう、弁護士には丁寧な態度で接することを心がけましょう。


最後に、内容次第ですがご近所トラブルの相談をできるところもあります。やっていないところもありますので、ホームページを見るなどして、確認をしてから相談してみてください。こちらにご近所トラブルでの法律相談をした例を紹介したサイト(ご近所トラブル&法律相談)があります。小さなことでも相談をしてみると解決につながるかもしれません。